タイで就労許可を得る方法

タイは、毎年おおぜいの観光客が訪れる人気の国です。この熱帯天国に一度でも訪れたことがあるなら、去りたくなくなる気持ちはよくわかるでしょう。

ただ残念ながら、タイが外国人にとって就労許可を得ることや、滞在期間の延長を認めてもらうことすら、非常に困難で制約がある国だということがすぐに分かります。

もちろん、政府の許可がなくてもタイで働くことはできます。しかし、あなたがどういう仕事をし、誰から賃金を支払われるかによっては、不法労働となる可能性があります。

1. 雇用者を探す
雇用者になるかもしれない人と直接会い、確実な契約を結ぶまでは、一時渡航者用ビザを申請しないほうがよいでしょう。タイへの渡航にビザが免除されている国の出身者であれば、30日スタンプ(必要に応じて30日間の延長可)から始めるのが、おそらく最善の方法でしょう。

観光ビザでタイを訪れる場合、最低90日間で、いったんタイから出国する必要があります。それは費用がかさみ、時間のロスです。しかもそれは、基本的に4回までしかできません。パスポートに観光ビザが3回累積すると(連続である必要はない)、多くの場合、4回目には、あなたは観光ビザの申請回数が多いため、今後ビザ申請が却下される可能性がある旨のメッセージ付きスタンプが押されます。

雇用者と契約を結んだのち、正式に雇用する文書を雇用者に請求しましょう。

2. ビザを申請する
もし観光ビザがあれば(入国スタンプではなく、パスポートに貼られた正真正銘のビザ)、タイを出国しなくても、タイの入国管理所に赴き、ビザをNon-Immigrant B visaに切り替えるだけで済みます。その際、前回のステップの終わりに言及されていたLetter of Offerが必要になります。パスポートとパスポートサイズ写真2枚以上、パスポートの写真掲載ページのコピー、観光ビザの写し、出国記録カードの写し、ペンを持参する。

観光ビザは、タイ国内における別の種類のビザに切り替えられる唯一のビザです。

パスポートにスタンプしか押されていなければ、タイを出国し、大使館に申請しなければならない。あなたがタイに滞在したままで、あなたの代理で出国してくれる業者がありますが、そうした業者は雇わないほうがよいでしょう。あなたのパスポートがあなたの手から離れて国境を越えることは違法です。

このカテゴリーのビザは、領事館ではなく大使館に申請するのがベストです。なぜなら、小規模の領事館に申請した場合、あなたが申請したカテゴリーのビザを発給することができず、申請手数料だけを取られて、ビザ申請を却下されることになるからです。大使館であれば、ビザ申請書に必要事項を記入し、パスポート写真を2枚添え、それをパスポートおよび申請手数料とともに提出します。

Non-Immigrant Bビザ(資格があれば、Oビザも申請することができます。ただしタイに働きにやってくる大半の人の場合、その資格がある可能性は低い)の申請を忘れないこと。

手続きはほぼ完了ですが、書類を処理する大使館の職員から聴き取りがおこなわれることが例外的にあります。その際、タイで最初の1カ月間自活できる資金(2万タイバーツ以上)を所持している証拠と雇用通知書が必要になる場合もあります。これらを求められる可能性は低いですが、提出用にそれらを持っていれば、万一質問された場合に助かるでしょう。

Non-Immigrant Bの「B」とは、ビジネスを意味します。そのため、ビーチで一日中ゆったり過ごすようなラフな格好でビザ申請に出向くことはやめましょう。さもなければ、徹底的に尋問され、容疑をかけられる可能性が劇的に高まるでしょう。

3. 仕事が違法でないことを確認する
外国人が特別の許可なくおこなえば違法になる仕事は数えきれないほどありますが、外国人に許されている仕事は非常に限られています。基本的に、やりたい仕事が通常学士以上の資格を必要としない仕事で、平均的なタイ人が簡単にできる仕事である場合、許可が得られる可能性はほとんどありません(労働省が認める一時的人手不足を埋めるために隣国の市民が入国する場合を除く)。

学位が求められる場合、その学位証明書の原本を(時に謄本も)提示しなければなりません。経験が求められる場合、必要な経験の持ち主であることを証明しなければなりません。通常は、過去のすべての勤務先の連絡先を提示しなければなりません。

たとえ仕事を始めるにせよ(間違いなくそれは一つの選択肢ですが)、自営業であれ自社勤務であれ、タイ投資委員会(BOI)の特別の許可なく働けば違法になる仕事は依然として数多くあります。

通常、外国人が(合法的に)就ける仕事には、以下のものがあります。
* 教職(学士号が必要。通常TEFL証明書または外国人教職免許も)
* 上級IT職(学位と2年以上の経験。経験年数が5年以上であれば学位は不要)
* ホテル経営(要経験。資格があれば望ましい)
* 上級管理職(通常MBAと2年以上の経験が必要)
* パフォーマンスアート(ミュージシャン、歌手、俳優、ダンサーなど)雇用の場合に限る。大道芸人はこの限りではない!
* ダイビングインストラクター(タイ国内でのダイビングインストラクター免許の取得、コースの修了)
* 輸出入業者(純粋に貿易を促進しているのであれば、資格は不要)
* 公認宗教の教師(公認宗教は限定されている)

タイのスポンサーがある場合に特別区分の外国人が就ける仕事には、以下のものがあります。
* プロのムエタイ格闘家(EDビザに基づきタイで有効なコース)
* プロサッカー選手(FIFA公認のクラブですでにプレー)
* ジャーナリスト(要プレスカード。フリーランスは歓迎されず)
* 僧侶(修道院からの招聘状が必要)

通常、特別の許可なく外国人が就くと違法になる仕事には、以下のものがあります。
* 農業全般
* 鉱業全般(特別の事情のあるオーストラリア人を除く)
* 林業全般
* 印刷・出版業全般
* 彫刻業
* 小売業(明白な例外を除き、見本市以外では実際には存在しない)
* 観光ガイドおよび旅行代理業
* 医療従事者(タイでタイ医療試験に合格した者について助言のみ可能)
* マッサージ療法士

タイ人であれ外国人であれ、売春婦として働くことは違法です。

4. 就労許可を受け取る
教員の就労申請をし、(幸運にも)就労許可証の申請手続きを雇用者が代理でしてくれるのであれば、就労許可証を取得するだけでよい。

教育分野を除く小規模雇用者のほとんどは、就労許可証の申請手続きを代理ですることを躊躇するでしょう。手続きが複雑で、費用もかさみ、厳しい資格条件があるからです(最低限の払い込み済み資本金、外国人に対するタイ人の雇用比率の最低基準、納付済税金、外国人専門家の必要証明)。上記小規模雇用者のいずれかで働く場合、あるいは自社を代表して申請する場合、労働省へ本人が直接出向いて申請しなければなりません。

幸いそれは難しくありません。労働省の事務所に出向き、書類(英語)に必要事項を記入し、以下の書類をすべて提出するだけです。
* パスポート
* 有効なNon-Immigrant BビザまたはNon-Immigrant Oビザ
* 出国カード
* パスポートの全ページの写し
* 出国記録カードの写し
* 学位および成績証明書、免許証、証明書等の写し
* 雇用者の雇用通知書
* 雇用者の会社設立文書の写し
* 雇用企業の正式な株主名簿の写し
* 関連企業の税務書類すべての写し
* 会社の財務諸表の写し
* 雇用者のIDカード(タイの場合)または就労許可証(外国人の場合)の写し
* 勤務予定地の場所を示した地図
* 職場の外観と内観を映した写真(6枚以上)
* パスポート用写真3枚(5cm x 6cm)
* 就労する仕事に必要な専門免許証の写し
* 学歴および職歴を記載した履歴書(CV)の写し

追加書類の提出が求められる場合もあります。たとえば、Non-Immigrant Oビザの保有者として申請する場合、婚姻証明書の写しを提出しなければならない場合もあります。

これらの手続きをすべて完了した後、申請に瑕疵がなければ、労働省から就労許可証が発行されます。これが事実上、あなたの雇用情報が印刷されたブルーブックとなります。

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あとは明記された場所と職業で就労許可証に明記された雇用者のために働くだけです。

なぜ人びとは諸々の障害を乗り越えられるのでしょうか?

タイで就労許可証を取得することは、外国人にとって容易ではありません。容易なのは、教育業界の仕事に限られ、教員の仕事のやり方はすでに完成しているので、たいていの人は、最低要件を満たしていれば、教員の仕事が得られるはずです。

タイで働きたい外国人は、より差別的な労働環境に適応し、母国ならば到底我慢できないにちがいない不条理にも耐える必要があります。良心があれば、タイで働くことはストレスが溜まるかもしれません。

タイにおいては、他のほとんどのアジアの国よりも、同一労働にたいして支払われる賃金が低いことを覚悟しておく必要があります。一部の人はこれを擁護しています。タイ人に比べて外国人に支払われる給料のほうが高いというのがその理由です。しかしながら、外国人の出費は現地の人のそれよりも大きくなりやすく、給料の多寡は正当な理由とはなりません。

教員以外の仕事で働くためにタイにやってくる人は、厳しい仕事に直面することになるでしょう。雇用者からそれなりの支援が得られれば、仕事はよりスムーズに運ぶでしょうが、そうした支援を進んで提供してくれるような雇用者はほとんどいません。

タイで働くことは万人のためではありません。タイよりも資格を満たすのが容易で、給料がよく、公然たる差別が少ない国は多くあります。しかしタイには、多くの人にこうした事実を見えなくさせてしまう唯一無比の魅力があります。

このエキゾチックな国の虜になり、タイで仕事をしながら生活するという夢は、注意深く雇用者を選び、すべてのルールを遵守し、書類をきちんと整理するのであれば、叶うかもしれません。

多くの雇用者はもとより、残念ながら、移民局もまた、法律をよく理解していませんが、これは時としてプラスよりもマイナスに働く可能性があります。あなたが成功するか否かの答えは、タイにおけるすべてのルールについても同じことが言えます。つまり、状況次第ということです。

タイで教員の仕事を見つける6つの秘訣

タイで英語教員となる絶好の機会、それは今

タイの大学は5月から新年度が始まります。文部官僚は、最後の空席を埋めようと躍起になっています。プーケットでTEFLの仕事を見つけるための6つの求職戦略があります。

積極的に行動する

いちばんよい教員の仕事は宣伝されていません。ですから、それは個人のコネか、さもなければ努力して見つけるしかありません。ボランティアによるネットワーク、ソーシャルクラブへの参加、ソーシャルメディアの利用——Facebookだけで3つのグループがあり、そこにプーケットにおける教員の仕事が挙げられています。プーケットにあるTEFL学校のリストをまとめておき、積極的に連絡を取るのが最善です。回答をただ待っていても仕方ありません。雇用者に連絡を入れたり、CVを直接送付したりすれば、奇跡的に面接の機会が得られるかもしれません。

編集者を見つける

TEFLの仕事は、基本的に英語でおこなわれ、英語を使って英語を教える仕事です。文法や綴りの誤りは、TEFLの求職活動では命取りとなります。全体を繰り返しチェックし、自己チェックで済ませるのは避けましょう。他人の目を通すことで、ミスがより発見されやすくなります。

専門的知識を培う

残念ながら、専門的知識はタイの英語教育に必須とはいえませんが、プーケットにおけるTEFLの仕事を上首尾に運ぶには決定的に重要です。申込者は、TEFLの専門用語や教育メソッド、教室の運営について熟知しておく必要があります。うまくいく求職者は、教室でL1(母語)を避ける方法を身につけるでしょう。動名詞を見れば、それに気づくことができます。また面接で訊かれる仮定の話に対して知性的な返答ができなければなりません。

身だしなみを整える

プーケットでTEFLの雇用者に話しかけてみましょう。そうすれば彼らも、道を尋ねようと学校に立ち寄る前に浜辺に向かっているような身なりに見えた求職者についてあなたに教えてくれるでしょう。タイにおける教育は、身だしなみを整えることです。身だしなみが乱れている人は、たいてい拒否されます。インターネットで検索すれば、タイで面接を受ける際の身だしなみについてアドバイスしてくれる多くのサイトがすぐにヒットします。

文化を知る

タイ語を流暢に話し、ワイ(タイの伝統的挨拶)を覚え、香辛料の入った料理を食べられることは、けっして必要ではありませんが、最初の二つは役に立つでしょう。タイの文化について何でも知っていることは外国人に期待されていません。また多くのタイ人は外国人の不作法をよく理解しています。ただし、次の三つのルールを忘れないでください。(1)それらしく見えること、(2)不測の事態を予期すること、(3)いかなる状況においても、けっしてイライラせず、自画自賛しないことです。

あきらめない!

CV(履歴書)はほとんどの人が電子メールで送信します。もしもネット上で求人募集されていたら、募集している学校は最初の48時間で100通近い電子メールを受け取っていると考えてよいでしょう。学校が人を募集しているかどうか分からなくても、実際に立ち寄って、あなたの履歴書を手渡しましょう。事前にアポイントを取っておく必要はありません。わずか数分あなたと話をするためだけに、すべてを打ち切るタイ人教師の熱心な態度に驚かされるでしょう。もしも仕事のオファーがないまま新年度がスタートしても、けっしてあきらめないことです。いざ新年度が始まってみて、仕事をきちんとできない人が辞めて欠員が生じる場合や、政府が外国人教員を増員する必要性を最終的に認める場合など、通常6月初めにもう一度チャンスがやって来ることがあるからです。

タイで仕事を探すには

タイで仕事を見つける手段はいろいろとありますが、仕事を探すときには、多くの仕事がタイ人を対象にしている点に注意する必要があります。

タイで仕事を探す手段としては、主に以下のものがあります。

新聞:タイの主要紙World today, Bangkok daily, Bangkok postにはしばしば求人情報が掲載されています。しかしながら、新聞に掲載された職はすでに埋まっている可能性があります。多くの企業が自社のパブリシティを高めるためだけに求人広告を出している場合があるからです。

インターネット:大半の国外在住者は、Jobzingand Monsterのようなネットの求人サイトで仕事を探しています。ネットの求人サイトは、分野、給与、地域など一定の基準で探すことができます。タイ語が読めるなら、タイ労働省雇用局や職業訓練局のウェブサイトが役に立つでしょう。

人材派遣会社:求職活動に専門の助けが必要なら、タイの人材派遣会社に問い合わせてみるとよいでしょう。そうした会社はたいてい大手企業と協力しており、最新の経済状況を把握しています。加えて、求人情報、面接対策等で助言を与えてくれるでしょう。そうしたサービスは、常に手数料が(利用者本人か利用者を雇う企業に対して)課されます。

ネットワーク:国外在住者のオンラインフォーラムも、タイの雇用市場に関する情報や助言を与えてくれます。タイで働いている人たちと連絡を取るため、LinkedinやXingなどのソーシャルネットワークサイトやJust Landedのタイ・ジョブ・ポータルをチェックするとよいでしょう。

タイの雇用見通し

タイで仕事に就きたい者にとって有望な分野は、医療と製造業です。両分野とも、それぞれ成長を促進するためにより多くの人材を求めているからです。

ジョブズDB(タイランド)のマネージング・ディレクターNoppawan Chulakanista氏が明らかにしたところによると、同社が2017年1月にアジア6カ国を対象に実施したオンライン調査で、タイは雇用増加見通しが第3位でした。

アジア6カ国(フィリピン、ベトナム、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ)の企業の約22パーセントは、事業数・社員数とも拡大する予定であると答えています。

この調査によると、これら6カ国の求職者は8,000人、事業者・雇用者は3,000人となっています。

また、タイに拠点を置く企業のうち43パーセントは、2017年の雇用を拡大し、来年以降もさらに採用を増やす予定であると回答しています。

企業の約39パーセントは、欠員を埋めるか、必要な場合に雇用を増やすようです。

「タイでは、消費財、サービス、小売など各種事業分野を後押しするためのスペシャリストや専門家に対する需要が高い状態が続いています。」

「医療・製造業の上位2産業は、それぞれのビジネス成長を促進するためにより多くの専門家や特殊技能者を必要としています」とNoppawan氏は述べています。

新興企業は、自社のビジネス成長を促進するための新たな情報技術の開発に必要な専門的人材を求めているようです。

ジョブズDB(タイランド)の調査によると、求職者が2017年に縮小を予想している産業は、金融サービス、電気通信、製造業だといいます。

多くの求職者は、労働市場に対して消極的な見通しを示しています。同じ分野で働く労働者間の競争が激しくなり、「夢の仕事」を見つけることはますます難しくなりつつあります。

適職を見つけられる可能性の高い産業として、求職者が挙げている上位3産業は消費者向け小売業、製造業、電気通信です。

Noppawan氏によると、企業は、競争が激しい労働市場において優秀な人材を引き寄せる鍵はオンラインメディアだと見ているようです。

「企業は、デジタルメディアを活用して、自社のプロフィールやビジネスブランドを広め、自社の事業に参加する人材を取り込んでいく必要があります。今や求職者の約52パーセントがオンラインで仕事を探しているからです。」

「求職者はまた、新たな仕事に就くよりよい機会をつかむために自分のプロフィールを更新しています」とNoppawan氏は述べています。

タイの労働市場は約3,850万人を抱えており、2017年の失業者は約40万人を数えます。企業は自社のビジネスを促進するための専門知識や創造的技能を備えた人材を探しているとNoppawan氏は述べています。