タイで仕事を探すには

タイで仕事を見つける手段はいろいろとありますが、仕事を探すときには、多くの仕事がタイ人を対象にしている点に注意する必要があります。

タイで仕事を探す手段としては、主に以下のものがあります。

新聞:タイの主要紙World today, Bangkok daily, Bangkok postにはしばしば求人情報が掲載されています。しかしながら、新聞に掲載された職はすでに埋まっている可能性があります。多くの企業が自社のパブリシティを高めるためだけに求人広告を出している場合があるからです。

インターネット:大半の国外在住者は、Jobzingand Monsterのようなネットの求人サイトで仕事を探しています。ネットの求人サイトは、分野、給与、地域など一定の基準で探すことができます。タイ語が読めるなら、タイ労働省雇用局や職業訓練局のウェブサイトが役に立つでしょう。

人材派遣会社:求職活動に専門の助けが必要なら、タイの人材派遣会社に問い合わせてみるとよいでしょう。そうした会社はたいてい大手企業と協力しており、最新の経済状況を把握しています。加えて、求人情報、面接対策等で助言を与えてくれるでしょう。そうしたサービスは、常に手数料が(利用者本人か利用者を雇う企業に対して)課されます。

ネットワーク:国外在住者のオンラインフォーラムも、タイの雇用市場に関する情報や助言を与えてくれます。タイで働いている人たちと連絡を取るため、LinkedinやXingなどのソーシャルネットワークサイトやJust Landedのタイ・ジョブ・ポータルをチェックするとよいでしょう。

タイの雇用見通し

タイで仕事に就きたい者にとって有望な分野は、医療と製造業です。両分野とも、それぞれ成長を促進するためにより多くの人材を求めているからです。

ジョブズDB(タイランド)のマネージング・ディレクターNoppawan Chulakanista氏が明らかにしたところによると、同社が2017年1月にアジア6カ国を対象に実施したオンライン調査で、タイは雇用増加見通しが第3位でした。

アジア6カ国(フィリピン、ベトナム、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ)の企業の約22パーセントは、事業数・社員数とも拡大する予定であると答えています。

この調査によると、これら6カ国の求職者は8,000人、事業者・雇用者は3,000人となっています。

また、タイに拠点を置く企業のうち43パーセントは、2017年の雇用を拡大し、来年以降もさらに採用を増やす予定であると回答しています。

企業の約39パーセントは、欠員を埋めるか、必要な場合に雇用を増やすようです。

「タイでは、消費財、サービス、小売など各種事業分野を後押しするためのスペシャリストや専門家に対する需要が高い状態が続いています。」

「医療・製造業の上位2産業は、それぞれのビジネス成長を促進するためにより多くの専門家や特殊技能者を必要としています」とNoppawan氏は述べています。

新興企業は、自社のビジネス成長を促進するための新たな情報技術の開発に必要な専門的人材を求めているようです。

ジョブズDB(タイランド)の調査によると、求職者が2017年に縮小を予想している産業は、金融サービス、電気通信、製造業だといいます。

多くの求職者は、労働市場に対して消極的な見通しを示しています。同じ分野で働く労働者間の競争が激しくなり、「夢の仕事」を見つけることはますます難しくなりつつあります。

適職を見つけられる可能性の高い産業として、求職者が挙げている上位3産業は消費者向け小売業、製造業、電気通信です。

Noppawan氏によると、企業は、競争が激しい労働市場において優秀な人材を引き寄せる鍵はオンラインメディアだと見ているようです。

「企業は、デジタルメディアを活用して、自社のプロフィールやビジネスブランドを広め、自社の事業に参加する人材を取り込んでいく必要があります。今や求職者の約52パーセントがオンラインで仕事を探しているからです。」

「求職者はまた、新たな仕事に就くよりよい機会をつかむために自分のプロフィールを更新しています」とNoppawan氏は述べています。

タイの労働市場は約3,850万人を抱えており、2017年の失業者は約40万人を数えます。企業は自社のビジネスを促進するための専門知識や創造的技能を備えた人材を探しているとNoppawan氏は述べています。

タイで外国人が働くには

旅行者にとって、東南アジアは、ひときわ昔の面影の残るエキゾチックな場所です。なかでもタイは、比類なく美しい国です。バックパッカーの天国として名高く、ついに地上の楽園を発見したと思わずにはおれません。実のところ、観光地としての魅力の陰に隠れて、仕事の場としての面が見過ごされがちです。そういうわけで、私たちは、Working Abroad Magazineにおいて、その隠れた面を少し明かしましょう。この地球の片隅にある国には、意外に多くの仕事の機会があります。タイを旅する多くの人びとは、いとも簡単に臨時の働き口を見つけることができます。私たちは、もっと見つけにくい仕事の求人情報を知らせる義務があるのではないかと考えています。もっと知りたくありませんか?

タイは現在、旅行者のメッカとなっています。これは近い将来も変わらないでしょう。その地理的な位置のおかげで、オーストラリアへ向かう多くの人がタイを短期の滞在地としています。もちろん、タイ自体が観光目的地であり、毎年何千人もの観光客がこの多様な文化、食べ物、環境を体験するためにタイを訪れています。他方、この注目すべき国を訪れる人びとのうち、実際に滞在して仕事をする人は稀です(仕事の機会は少なくないのですが)。ボランティアの斡旋は非常に多いのですが、調べる場所さえ分かっていれば、賃金を伴うまともな仕事も数多く見つかります。最も一般的なのが、英語を教える仕事です。実際、お金を稼ぐためにタイやその他の東南アジアの国を訪れる人は、教職を選ぶ傾向にあります。夏季出稼ぎ労働者やこれから仕事を始めようとする人たちにも人気の仕事です。

タイで英語を教える

タイやその他のアジア諸国には、外国で教職に就きたい人向けにパッケージを提供する企業が数十社あります。インターナショナルスクールは、関連の教育学位がたいてい必要です。たしかに、学士であれば比較的速やかに受け入れ先が見つかりますが、たとえ大学へ行っていなくても諦める必要はありません。学校での成績がいくら良くとも、そんなことには関係なく、意外にも、インターナショナルプログラムを通じてストレスなく資格が得られます。その場合、Certificate Courseを完了しなければなりません。上級英語教員免許(Advanced TEFL)プログラムは、受講者の潜在能力を最大限伸ばしてくれるでしょう。TEFL資格は大半の外国機関が承認しています。そうしたプログラムを提供している公認の教育機関としてText and Talk Academy(at?www.teflteachthai.com)があります。タイに滞在中は、ここで訓練を受けることができます。

さらに良いのは、4つの素敵な場所から学びたい場所を選べることです。イギリス人旅行者に最も人気があるのはBangkok Instituteです。Text and Talk Academyも幅広いコースから学びたいものを必要に応じて選択することができます。たとえば、児童を教えたければ、4週間のCertificate Course、次いで2週間のTEYL(児童英語教育)コースを選択することができます。これは現在、チェンマイで連続して提供されています。チェンマイは、タイ北部の壮大な山々に囲まれた驚異的な多文化都市です。

「教師」という響きを好まれる方もいらっしゃるかもしれません。ただし、タイではどれだけの収入が得られるのでしょうか? 平均給与はそれほど高くはありません。相応の資格を持った英国出身の教師の月収は、通常3万タイバーツ(433ポンド)から始まり、最高8万タイバーツ(1,154ポンド)まで上がります。初任給の月収は、平均3万5,000〜4万タイバーツです。TEFLパッケージには、たいてい就労許可証の取得や一定の家賃手当が含まれています。ただし、これは配属先機関の裁量に任されていますので、事前に確認しておく必要があります。Text and Talk Academyは、コース参加者へのビザ支援もおこなっています。これは非常に重要です。というのも、ビザ支援は、外国人就労者にとって常に有用(事実上必要)だからです。極東の国へ行きたければ、International TEFL Corporation(ITC)がその場所ごと(ベトナムのホーチミン市、フィリピンのセブ、中国の北京など)に居住パッケージを支援してくれます。

ダイビングインストラクター

旅心を刺激する仕事の一つに、ダイビングマスター(インストラクター)があります。ダイビングに好きで、世界中にダイビングスポットを探しておられる方なら、タイでダイビングマスターの仕事に就くのも検討の価値ありです。ダイバー資格者向けにダイビングの旅を手配する仕事で、水中旅行ガイドの仕事に似ています。旅行の準備や装備品の用意、自らのダイビング体験の説明などで手助けします。

タイへ行く前にすでにレスキューダイバーのレベルに達しているか、それを計画中なら、タイでダイビングマスター・コースを受講し、採用してもらうのに必要な追加技能を習得するのがよいでしょう。どのような訓練を希望するかによって、短期集中コースあるいはパートタイムコースを選べます(コースの目安は3〜6週間)。ダイビング・指導技術、ダイビング知識を高めるための実践、勉強、試験は挑戦し甲斐があり、楽しい経験です。ダイビング体験の訓練と修練にできるだけ多くの時間をかけることはそれだけの価値があります。というのも、あとで仕事を見つけるのに実際に役立つからです。雇用者は、人びとが仕事と旅行を兼ねたいと思っていることを理解しているため、タイでは臨時の仕事が多く募集されており、理想的なパートタイムジョブとなっています。

ダイビングマスターになることを勧める以上、厳しい現実についても伝えておく必要があるでしょう。たしかに、タイには世界有数のダイビングスポットや素晴らしい浜辺や海岸の景色があります(ピピ島のマヤビーチは、映画『ザ・ビーチ』が撮影された場所です)。しかしながら、基本的にダイビングシーズンになると、通常は毎日学校が開かれるため、週6日勤務という激務になります。良い面はといえば、ボートを操縦したり、細かなリゾート問題に対処したりする責任はありません。そういった作業は、タイ人のクルーがおこないます。業務は毎日早朝から始まり、肉体的にきつく、単調な作業が繰り返されます。給与は月250ポンド程度と、さほど高くありませんが、生活費は非常に安く、研修を経てインストラクターになれば、十分にペイします。ただし、ほとんどの人はお金のためではなく、経験のために働いていることをお忘れなく。最終的にそれが自分にとってプラスになる仕事になるかどうかはあなた次第ですが、Divepodのアレックス氏の次のメッセージは大いに励みになるでしょう。

「毎日給料をもらってダイビングに行けるんですから、こんなに素晴らしい仕事はありません……ダイビング技術を上達させて、なおかつお金も稼げるうってつけの手段として、この仕事を誰にでもお勧めします。ダイビングの仕事を末永くやっていきたいと考えている人には、まずダイビングマスターとして働きながらある程度経験を積んでから、インストラクターになることをお勧めします。私の場合、タイに多くの友人ができ、最高の生活が送れています。こちらに来てからずいぶんと経ちますが、もう帰国したくありません!」

ツアーガイド

海より陸のほうがお好きなら、タイ周辺の周遊旅行パッケージを提供している大手の会社でツアーガイドまたはグループリーダーとして働く手もあります。同じようなパッケージを提供している会社は数多くあり、それらの会社は、タイ周辺を巡る少人数のグループ旅行をサポートする熱意と根気のあるヘルパーとガイドを必要としています。タイ周辺の40日間ロング・トレッキングを企画するFree and Easy Traveler社もその一つです。同社のツアーガイドは、トレッキング中の旅行者を手助けし、彼らの安全と快適さを確保することが主な仕事です。この旅行プランに関する詳細は、同社のウェブサイトに記載されています。同社は季節ごとに10人のリーダーを採用していますが、この仕事に関心がある方は、次のアドレスに電子メールを送り、自分がすぐれたトリップ・リーダーになれると思う理由を説明しましょう。一流の履歴書(CVやレジュメ)、添え状(資格等の詳細を記載)は、他の申請者との違いをアピールするのにうってつけの方法です。というのも、その仕事は1シーズンわずか10人の狭き門だからです。しかし、実のところ、同社が求めている明確な基準のようなものはなく、そのため、学歴にかかわらず誰にでもチャンスは平等にあります。けっして簡単に得られるポジションではありませんが、過去には、スウェーデン、南アフリカ、米国、カナダの出身者がリーダーに選ばれています。同社があなたを採用する場合、同社はあなたのビザに関わるすべての問題、あなたの初めての旅行に伴うフライトや宿泊、移動手段などを手配してくれます。また保険の加入や日々の必要経費を手当てしてくれます。経験を積めば、手当も増額されます。まだ十分に魅力を感じていただけないなら、この仕事に伴うもう一つの大きなボーナスを紹介しておきましょう。給与はかなり競争的です。すべての旅行と同様、部屋とフライトが手配され、月額500ポンド以上が支給されるでしょう。

しかし、ご承知かもしれませんが、わがWorking Abroad Magazineは、正直を誇りとしておりますので、こうした仕事のプラスとマイナスの両面を包み隠さず紹介しました。Free and Easy Travelerのグループリーダーになることの良い面は、特別な40日間のトリップのうち35日間をトロピカルビーチや鬱蒼とした熱帯雨林にいられることです。旅の行き先は、好きにならずにいられない完璧なバックパッカースポットから厳選されますので、働くだけでなく、旅も味わえます。もちろん、他の20人の若者たちとの旅ですので、素敵な時間になること請け合いです!

Free and Easy Travelerの創業者でもあるカーティス・スミス社長は、グループリーダーとして働くことは、人生を変える経験であり、非常にやりがいのある仕事だと述べています。

「あなたは、もし自分ひとりで旅していたなら知りえなかった生き方や考え方を人びとに伝えることができるでしょう。私どもが提供する旅行は、常に何らかの形でプラスの効果をもたらします。グループリーダーとしてのあなたは、旅行を通じて参加者各自の成長を促す大きな役割を果たすことになるのです」と。

ミャンマー労働局、タイの人材派遣会社33社をブラックリストに掲載

ミャンマー労働局は、タイ王国に労働者を派遣しながら、彼らの保護についてミャンマー政府に協力しなかったタイの人材派遣会社33社と個人9名をブラックリストに掲載しました。

ミャンマー労働・移民・人口省移民労働者局のDaw May Thu Nyo副局長の説明によると、ミャンマーは2014年以降、タイに労働者を派遣しながら、彼らの権利保護を怠った人材派遣会社と人物をブラックリストに掲載しているとのことです。

今回ブラックリストに掲載された人材派遣会社33社と個人9名は、ミャンマー外国人材派遣連盟(MOEAF)のメンバーだといいます。

「ブラックリストに掲載される会社と人物は増加の一途をたどっています。その一部は、外国出稼ぎ労働者の派遣許可を再申請してきましたが、われわれはこれを却下しました。」

Daw May Thu Nyo副局長によると、ブラックリストに掲載された会社は、外国出稼ぎ労働者の保護を強化するために労働局が提案している改革を実施する場合にのみ労働者派遣の再開が許可されることになります。

ミャンマー労働省は、タイ王国において然るべき措置が講じられるようタイ労働省に対してすでにブラックリストを送付しています。

MOEAFのU Lyaw Htin Kyaw事務局長は、問題のある人材派遣会社と人物のブラックリスト化をミャンマー労働省に要請したのはMOEAFだったことを明らかにしています。

「それらの会社は、タイに派遣した労働者を保護しませんでした」とMOEAF事務局長は述べています。

ミャンマーには240社以上の外国人材派遣会社があり、うち40社は長期にわたってタイに労働者を派遣しています。

2016年12月にタイ政府がミャンマーへの労働者派遣を禁止して以後、現在80社の人材派遣会社がタイに労働者を派遣しています。

労働当局とMOEAFの調査によると、平均1万〜1万5,000人のミャンマー人労働者が毎月タイに派遣されているようです。

MOEAFに加盟する人材派遣会社を通じてミャンマー人労働者を採用するタイの人材派遣会社は80社を超えています。

一部タイの雇用者は、労働者の採用が必要な場合、ミャンマーの人材派遣会社に直接問い合わせているようです。

タイの人権団体によると、同国で働いているミャンマー人の出稼ぎ労働者は約400万人にのぼるとのことです。